資料館について

川越にサツマイモの情報発信の拠点を

川越地方〈川越市・三芳町・坂戸市など〉は、サツマイモの歴史・文化・商品数などがあふれ「サツマイモ天国」とも呼ばれています。2018年に調査し「川越地方サツマイモ商品文化世界一宣言」を行いました。更なるサツマイモの振興を図るため、親しみ易い情報発信の拠点の場として、さつまいもマンガ資料館を設けました。

当館は、より伝え易いイラスト漫画などで表現して、専門家がわかり易く川越いもの歴史文化やサツマイモの世界を伝えていきます。
また、サツマイモ情報センターや他の機関・団体等と連携し、「川越いも学校」を併設してテーマ別にミニ講義を行い、正しい情報を伝えていきます。
川越いも文化の伝承者育成も目指しております。

概要

運営主体川越サツマイモ商品振興会
協力・連携川越いも友の会
サツマイモ情報センター
一般社団法人さつまいもアンバサダー協会
メンバー館長:山田英次 / ベーリ・ドゥエル
副館長:橋本亜友樹
事務局会計:戸田真一
オーナー:小泉昌弘

メンバー紹介

山田 英次 館長

サツマイモ文化研究家、イラストレーター。1952年川越生まれ・川越育ち。1982年より川越のサツマイモ文化活動に関わりはじめ、平成元(1989)年のサツマイモ資料館の起ち上げを行い、3年間同館長を勤める。川越いも友の会事務局長、川越サツマイモ商品振興会事務局員、日本いも類研究会役員、さつまいもカンパニー株式会社顧問。

ベーリ・ドゥエル(Barry Duell) 館長

サツマイモ文化研究家。1949年生まれ。アメリカ・オレゴン州出身。縁あって1974年より川越市に在住。1981年より川越いもの研究をはじめ、その後、国際的なイモ類学会にも参加。東京国際大学名誉教授。
1986年より川越いも友の会会長を務める。
著書に『アメリカ・サツマイモ事情』(1999年)などがある。

橋本 亜友樹 副館長

さつまいもカンパニー株式会社代表取締役、一般社団法人さつまいもアンバサダー協会代表理事、サツマイモ情報センターセンター長、日本いも類研究会事務局長補佐。1978年兵庫県尼崎市生まれ。神戸大学農学部、神戸大学大学院自然科学研究科にて植物育種学を専攻。外資系SI企業、ITコンサルティング会社を経て独立。2015年8月にさつまいもカンパニー株式会社を設立。2019年よりさつまいもアンバサダー協会代表理事を務める。詳細な経歴や活動実績については、さつまいもオタク 橋本亜友樹 のサイトを参照。


「川越いも友の会」について

◆1984(昭和59)年3月に発足。目的は「川越地方のサツマイモ伝統文化を保存するための市民運動」と「サツマイモ愛好者や研究者、業者などを結ぶ文化活動」である。
発足当初は、シンポジウム、川越いも祭、市民サツマイモ作り農場、講演会、料理教室、見学会、鹿児島派遣交流会、中国サツマイモ事情視察、アメリカ国際サツマイモ・シンポジウム参加などを活発に行い、その多彩な活動から、イモ復権運動とまで言われた。

◆1987(昭和62)年には、一般公募・選考して「サツマイモの日」(10月13日)を宣言し、全国的に公認される。そのような活動が認められ、1991年に「農村地域文化賞最優秀賞」「サントリー地域文化賞」「国際サツマイモシンポジウム文化振興賞」など、1992年に「埼玉県文化ともしび賞」を受賞。

◆編集・発行した小冊子は、過去に、『昭和甘藷百珍』(1984)、『川越いもソング集』(1987)、『川越いもQ&Aガイド』(1987)、『川越版さつまいも・い~味読本』(1987)、『紅赤の100』(1997)、『焼き芋小百科』(2005)など多数。


「川越サツマイモ商品振興会」について

◆1994(平成6)年6月に、川越いも友の会内のサツマイモ関係業者の有志により、「地場産業としてのサツマイモ商品の振興活動」と「川越のサツマイモ関係業者の交流」を目的として発足。
翌年の1995(平成7)年には、戦後50周年を記念した「川越さつまいも地蔵尊」を建立し、毎年、サツマイモの日(10月13日)に川越・妙善寺にて「いも供養」を実施。また、サツマイモの日を挟んで「いもパワー週間」と題して、会員の店舗(約30店)にてサツマイモ商品のPR活動と振興を行っている。

◆毎年11月23日には、川越少年サッカー大会「サツマイモ・カップ」と称して、少年のスポーツ育成を支援し、川越名産の紅赤を焼き芋にして参加選手に配布。
2018(平成30)年には、紅赤発見120年記念として、産地の川越・三芳町・さいたま市の各団体等と連携して各種の記念事業を開催。12月1日を「紅赤いもを守る日」として宣言した。